ここ数年日本でも転職はめずらしいものではなくなってきており、耳にする事も多くなって来ています。
その背景にはインターネットの普及により転職支援サイトや転職エージェントなどさまざまなサービスが配信され、職務経歴書や履歴書がWEB上で登録でき企業側もWEB上に登録された情報を元に書類選考を進められようになっています。
情報取集もインターネットで容易になって来たり、転職活動という意味では、昔に比べると敷居は低くなったのかもしれません。
目次
日本での転職はしやすいのかどうか。
転職に対しての認識は変わりつつあるものの、日本では現在も終身雇用制度が一般的であり、新卒で就職した会社で定年まで働き続けるといった風潮が根強いのが現状です。
転職エージェントに登録しても「新卒で入社した会社には3年以上は在籍していた方がいい」「20代での転職回数は2回までが望ましい」など、アドバイスを受ける事があります。
こういったことからも日本では、転職=一つの会社で長く働けないという風に、まだまだ転職はマイナスイメージなのかもしれません。
海外では収入や福利厚生など待遇面が良い会社が見つかれば仕事が出来る人から率先して転職しています。逆に他に行き場の無い人が職場に対して不満を持ちつつもひとつの会社に留まっているのです。
アメリカでは18歳~46歳までの間に11社以上転職されている方いるぐらいです。
しかし、日本でも転職が難しいかと言われると決してそんな事はありません。たしかに簡単ではありませんが、ごく一部の人だけが出来ることという訳でもないのです。
転職のメリットとデメリット
前述したようにインターネット普及により情報収拾の効率化、転職サービスの多様化で昔より転職しやすい土台ははるかに整っています。
当たり前ですが、転職にはメリットとデメリットが存在します。
転職によるメリットは?
- 福利厚生の充実
- 給与の増加(ボーナスなど含む)
- 労働時間の減少
- 休暇の増加
など、いま所属している会社より条件が良くなる場合があり、労働環境の改善は何よりのメリットだといえるでしょう。
転職によるデメリットは?
- 人間関係の再構築
- 給与の減少
- 労働時間の増加
- 業務量
- 社風があわない
などがあります。
給与や労働時間の増減は経験者か未経験者でも変ってくるので一概に転職先だけで決まるものでもないです。未経験の職種、業界でも給与が上がる場合もあるのです。
メリットとデメリットは十人十色。転職者が転職条件でゆずれる条件、ゆずれない条件きちんと明確化しておけばデメリットが多過ぎて「こんなはずではなかった」というような事は少なくなるのではないでしょうか?
志望動機の4つのコツは?
転職にあたって苦労するのが志望動機です。
志望動機を書く時は
- 活かせるスキル(資格、実績など)
- 応募企業を選んだ理由
- 入社後に実現したい事
- 転職を決めた理由
などを明確にしておくと書きやすいです。
例文
不動産会社の営業として、個人向けに賃貸物件の紹介や中古マンション販売の仲介を担当しています。顧客の生活をサポートする仕事にやりがいを感じておりましたが、もっと幅広いニーズに応えたいと考え、注文住宅販売をメインとする貴社の営業職に応募いたしました。賃貸、販売を問わず物件を扱ってきた経験を活かして、ぜひ貴社の事業に貢献したいと考えております。
応募理由、転職を決めた理由、活かせるスキル(この例文の場合は経験)がはっきり書かれています。
未経験の職種、業界に転職する場合
- なぜその業種・業界に興味を持ったのか
- 未経験をを補う努力
- 経験、スキルの共通点
- 入社後、どのように活躍したいのか
などを明確にしておきましょう。たったこれだけでも違うです。
例文
貴社の教育制度が何よりしっかりしているという点、そして長期プロジェクトにてしっかりと取り組めるという点に大変魅力を感じました。未経験ということで始めはご迷惑をおかけするかと思いますがしっかりご先輩から学ばしていただき必ずや使える人材に成長します。以前の職種は営業でしたの営業で培ったコミュニケーション能力は入社後、先輩方とのコミュニケーションに活かせると思います。現在はEclipseを使いながらのJAVA、Android SDKのプログラミングの勉強で少しでも知識をつけようと励んでおります。よろしくお願い致します。
未経験を補う努力、活かせる経験の共通点などしっかり書かれています。
未経験の職種であってもポイントを抑えれば難しいことはないのです。
まとめ
最初にも記述しましたとおり、日本ではまだまだ転職はメジャーではありません。
しかし、自分の能力を最大限発揮するための転職や、やりたいことが見つかった上での転職などは思いきって一歩を踏み出してみて下さい。人間関係に悩んだ末の転職だって良いんです。身体や心壊してしまう前に一歩を踏み出して下さい。
転職エージェントでは案件の紹介のほかに志望動機、PR文の添削や面接練習などのサービスもあり近年の転職はひとりでするものではなくなって来ています。
やらない後悔よりやる後悔です。チャレンジ出来る環境は整いつつありますので、チャレンジしてみましょう!
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