就職・転職活動には不可欠な面接。
何度経験しても慣れるものではありませんよね。
そしてそんなドキドキの面接の定番内容と言えば「あなたの長所・短所はなんですか?」ではないでしょうか。
長所は自分の自信のある内容を堂々とアピールすれば良いですが、短所は単純に自分の弱点を話すという訳にはいきません。
長所の裏返しを短所に変換して回答するといった方法をよく耳にしますが、具体的にはどんな内容にすればいいのか悩んでいませんか??
ここでは、転職に有利な短所の答え方を例文を含めて紹介していきます。
読み終わった頃にはポイントを押さえた短所を発見でき、自信を持って面接に挑めますよ!!
目次
新卒と転職の面接内容の違い
面接対策は新卒の時にも必ずと言って良いほど行います。
なので、「同じで良いじゃん!!」と簡単に思っていませんか??
面接内容の比較
全く社会人経験のない「新卒者」と社会人経験のある「転職者」では、同じ面接であっても面接官のみるポイントが違ってきます。
新 卒 | 転 職 |
|
|
転職者の場合、未経験の職種に応募し面接に挑む場合でも「前職での経験」が重要になります。
ただ単に、「やる気はあります!!!」「元気がウリです!!」の勢いでは通らないのが転職者です。
「自分はどんな人間か」をアピールする新卒とは違い、転職の場合は「自分が今まで何をしてきたのか、これから何が出来るのか」をアピールしなければなりません。
短所(弱み)はなぜ聞かれるのか?
短所を聞く理由は、2つあります。
- 自分を客観視できているか
- 問題解決力があるか
①客観視
長所・短所は自身を客観的にみて自己分析をしなければなりません。
長所は得意なことを浮かべればすぐに出てきますが、自分の苦手な短所の部分は客観視して考えなければなかなか把握しきれないものです。
その為、短所に対してどう向き合うかを自己分析することにより、仕事に対する姿勢もわかるので客観視できているかが重要になってきます。
②問題解決力
長所は企業にとって有利かどうか判断する基準になりますが、例え長所が良くても短所がイマイチなら採用されない可能性があります。
しかしそれは、単純に短所が良くないからではありません。
短所に対する「問題解決力がないから」と捉えられるからなのです。
例えば、「優柔不断」と聞くとどんな印象を受けますか??
- 物事の選択が苦手
- リーダーシップを取りたくない
- 「何でもいい」と言いがち
- 周りの意見を気にしすぎて自分がない
- 行動・作業を始めるまでに時間がかかる
など、優柔不断と聞くとあまり良い印象ではありません。
しかし、優柔不断な自身のネガティブな部分に対しての解決策を追加するとマイナスなイメージが無くなります。
短所は、優柔不断なところです。
心配性なため判断するのに時間がかかってしまうことがあるので、情報収集を徹底し周りの人にも相談しながら的確な判断が出来るように心がけています。
短所という自身のネガティブな要素に対して、今までどう向き合ってきたかを面接官は重要視しています。
その為、優柔不断をカバーするためにきちんと対策をしていることがわかり、問題解決力があると判断されます。
短所の答え方とは??【例文あり】
今までの経験を元に短所を述べ、解決策もというと中々難しいですよね。
それではどんな答え方が良いのか例文を参考に見ていきましょう!!
「頑固」を短所として回答する場合
私の短所は、頑固なことです。自分の中で「こうあるべき」という基準に固執しがちです。しかし、仕事でこだわるべきは自分の基準でないと気づき、さまざまな視点から物事を見る、同僚や先輩にこまめに意見を聞くなど優先すべき基準を見極め、目標達成のために最良の方法を取れるように注意しています。
(マイナビ転職より)
「心配性」を短所として回答する場合
私の短所は、自分で納得できるまで物事を確認しないと行動できないところです。ですから、仕事での行動が遅れないよう、早い段階で関係各所に確認を取り、素早いアクションにつなげるように心がけています。
(type転職エージェントより)
過去の失敗談からどう解決し今後どう対策していくかをまとめることにより、とても具体的になります。
自分にしかない経験を元に、オリジナルの短所を見つけましょう!!
まとめ
新卒にはない、転職者としての経験から自分をアピールすることが重要な転職面接。
今まで培ってきた経験の中に、短所であっても自己PRに繋げられるような内容が必ずあるはずです。
過去に失敗した事や、自分のマイナス点をどう解決することが出来るのかがカギですよ!!
まずは自分の経験を棚卸して、自己分析から始めましょう。
- 自分を客観視して短所を見つける
- それをどう解決する力があるのか??
この2点を抑えれば、転職面接での短所回答はバッチリです。
いずれ、この面接対策で考えた短所が自分の強みになって長所になるかもしれませんね♪