転職をするとき、あなたは何を基準に選んでいますか?
給与だったり、対人関係だったり・・・転職をする際に重視することは人それぞれだと思います。
ただひとつ共通しているのは、「ブラック企業を選びたくない」ということ。
誰も好き好んでブラック企業への転職をしないですよね(笑)
実際、転職市場には意外とブラック企業は多いです。
転職活動を行う際に、転職エージェントや求人サイトを使う方も多いと思いますが、そのような転職サービスの中にもブラック企業はたくさん潜んでいます・・・!
ブラック企業にうっかり転職しないためには、自分の身は自分で守らないといけません!
今回は、公式HP・公式HPの採用ページからブラック企業を見分ける方法をご紹介します。
ブラック企業の見分け方をマスターして、転職活動を安心して行なっていきましょう!
目次
ブラック企業ってどんな企業のことを言うの?
まずは、ブラック企業に定義について理解しておきましょう!
出典:https://www.check-roudou.mhlw.go.jp
厚生労働省の公式サイトには以下のように定義されています。
何だか、お堅い文章でよくわからないですね(笑)
つまり、わかりやすい言葉で言い換えると、
- 残業が極端に多かったり、無理なノルマを課す
- 給与をまともに支払ってくれない
- パワハラが横行しているなど、コンプライアンスが低い
- 社員を精神的・肉体的に追いつめて、アンフェアな競争をさせて社員を疲弊させる
と言うことです。
見ているだけで怖くなりますね・・・
実際、こういうブラック企業は多く存在します。
これであなたも安心!ブラック企業の見分け方
転職活動の面接前に多くの人が一度は目を通すのが企業の公式HPや公式HPに載っている採用情報ですよね。
実は、企業の公式HPにはブラック企業かどうかを判断するポイントがいくつか存在します。
ここでは、企業の公式HPからできるブラック企業の見分け方ついてご紹介します!
企業の公式HPの画像が人物の笑顔の画像ばかり
普通の企業の場合は、自分の企業の業務内容に関連した画像をホームページに掲載しますが、ブラック企業はそうではありません。
ブラック企業の場合、企業の業務内容とは関係のない人物の笑顔の写真などをホームページに掲載する傾向があります。
人物の笑顔の画像などを掲載することで、明るい、風通しのよい職場イメージを植え付けようとしているのです!
業務内容が曖昧
企業にとって、公式ホームページはいわばインターネット上での会社の顔。
普通の企業の場合、公式のホームページで自分の会社の業務内容や実績を積極的に掲載します。
ブラック企業の場合は、対外的にアピールできる業務がなかったり、実績が乏しかったりで業務内容を具体的にホームページに載せられないため、どうしても抽象的な表現になりがちです。
業務内容が具体的ではなく、抽象的な内容があまりに多い場合は注意しましょう!
採用ページでの募集人数が極端に多い
企業のホームページに採用情報をまとめているページがある場合は、採用情報を詳しくチェックしてみましょう!
普通の企業の場合は、欲しい職種の社員を必要な人数だけ募集します。
しかし、ブラック企業の場合は数十人単位や募集人数を明記していない場合が多いです。
ブラック企業では、とりあえず大量に採用して、入社後にこき使える社員をふるいにかけていきます。
そのため、採用の門戸は異常に広くとっている場合が多いです。
また、社員の出入りが激しいため、募集人数を明記できないと言うこともあります。
企業のHP以外でブラック企業を見分ける方法とは?
企業のホームページからブラック企業かどうかを見分ける方法については分かったと思います。
ただ、ブラック企業側も色々な対策を講じている場合が多いので、ブラック企業の見分け方をたくさん知っている方が安心ですよね?
ブラック企業についてまとめているサイトを見つけたのでご紹介します!
ブラック企業マップを活用してみよう!
実は、厚生労働省が公式に発表している通称「ブラック企業リスト」と言うものが存在しています。
ブラック企業リストとは、労働関係の法令違反の疑いで送検された企業の一覧です。
テレビなどでブラック企業のニュースが報道されたりしていますが、メディアに取り上げられているブラック企業のニュースは社会的な影響度の大きいものだけです。
実際、法令違反を行なっている企業は非常に多く存在し、私たちが目にしているブラック企業は氷山の一角です!
そのブラック企業リストに掲載されている企業をマッピングした「ブラック企業マップ」を利用すると、転職先がブラック企業かどうかを簡単に判断することができます。
どのような法令違反をしているのかが一目瞭然なので、転職活動するときは活用してみても良いかもしれませんね!
もしブラック企業に入社してしまったらどうすれば良い?
ブラック企業に入社しないように転職活動をしていても、入社した企業が運悪くブラック企業だった・・・と言うことがあるかもしれません。
そんなときは、自分の身を第一に考えて、ブラック企業から身を引く対応をとりましょう!
ブラック企業に長く勤めたとしても、あなたの実績にはなりません!
自身のキャリアを無駄にしないためにも、ブラック企業と分かった段階で退職の準備を進めることをオススメします。
まとめ
- 企業の公式HPの画像が人物の笑顔の画像ばかり
- ホームページ内の業務内容が曖昧な表現
- ホームページに掲載されている採用の募集人数が極端に多い
でしたね!
また、実際に労働関係の法令違反の疑いのある企業は、ブラック企業マップでチェック!ですね。
ブラック企業は意外と近くに存在します。
他人事とは思わずに、転職活動の際は入念に企業の公式ホームページをチェックして、うっかりブラック企業に転職・・・なんてことにならないようにしましょうね!
このような企業に就職してしまった場合の対応としては、第一義的には会社に対して問題点の改善を求めていくことが考えられます。しかしながら、新入社員が単独で会社に問題点の改善を求めて交渉等をするのは現実的には非常に難しいと考えられます。したがって、問題点に応じて、外部の関係機関や労働組合に相談することも有効な手段と考えられます。