「東京怖い、やっていける自信ないねんけどー><」
なんて言ってた友達が、お盆休みに帰省すると、
「こっち電車の本数少なすぎだよね?不便じゃん」
…
「自分めっちゃ東京に染まってんで!性格変わったんちゃう!?!?」
なんてことありますよね(笑)
関西大好きっ子だったはずの友達はどうしてそうなってしまったのでしょうか?
上京経験のない関西出身の私が、関西人が上京して立ちはだかる問題や、ネガティブに聞こえる「東京に染まる」とはどういうことなのか、またどうして染まってしまうのかについて紹介していきたいと思います!!
目次
関西人が東京に来て驚いたこと3選
コテコテの関西人も上京してすぐは関西との違いに驚いて戸惑ってしまうようです。
マイナビウーマンの記事より、「関西出身の早大生が上京して驚いたこと」を3つ抜粋して紹介します。
参考:https://woman.mynavi.jp/article/140401-127/
1. コンビニの店員さんなどにあまり「ありがとう」と言わない
- 「いつも通りコンビニの店員さんにありがとうございますって言ったら困った顔をされた」
- 「店員さんに料理を持ってきてもらったり、下げてもらったらありがとうって言うの普通ですよね」
店員さん、ありがとうって言われ慣れてないんでしょうね…
私も「ありがとう」って言う派なのでちょっとびっくりです。
2. お好み焼きをご飯と一緒に食べない
- 「コテ使って食べへんのは知ってたけど、お好み焼きオンリーでしか食わないとは知らなかった」
- 「彼氏とお好み焼き屋さんに行った時に、ご飯要らないのって聞いたら当たり前じゃんってビックリされてこっちがビックリした」
人それぞれとは思いますが、当たり前じゃんっていう価値観を決めつけてくるの嫌ですねぇ(笑)
ちなみに私はお好み焼きを家でするときは、焼きおにぎりも一緒に作って食べる派です。
3. 「アホ」と言うとヘビーに受け取られる
「アホって言ったら女の子に泣かれちゃった。冗談で言ったんだけど……」
マジですか…これは引いてしまう…
食習慣や、性格、言葉のニュアンス…様々な場面においてギャップがあるんですね。
こんなにカルチャーショックいっぱいで、東京に染まるって意外と容易でなさそうですね…
関西弁で抗って、抗って、効率化
「関西人ってなんで東京に来ても関西弁を直さないの?」とよく聞くと思うのですが、
関西人って関西弁に誇りを持ってる人が多いんですよね(笑)
一般的に他の地域の方言話者は、自分の方言をコンプレックスに思っていて、それを隠すために標準語を話すことが多いようなのですが、関西人は関西弁にコンプレックスがないので直さないのです。
だから逆に非関西人のエセ関西弁が許せなかったり。なんかバカにされてるように聞こえるんですよね…
関西弁にコンプレックスのない人は、最初は抗うんです…
そんな関西人が「○○じゃん」「○○だよね」を使うようになることは、東京に染まったかどうかを見る一つのバロメーター。
抗っていたはずが、東京で生活していくうちに、標準語を話したほうがスムーズにことが進む、ということに気付いて、だんだん標準語を話すという段階を踏んで、結果として「東京に染まってしまった」と言われてしまうのです…
習慣化によって染まっていく
自分の生まれ育った関西が大好きで誇りを持っていても、上京して環境に慣れていきたいのに障害になったり、馴染まなきゃ、と焦ったりしますよね。
その焦りが人を変えてしまうのです!!
田舎者に見られないように知識をつける
東京には娯楽施設が多く、人も多いです。そんな中で、田舎から出てきたばかりで右も左もわからないでいると、
田舎者に見られるのではないか、とだんだん焦りが出てきます。
そう見られないように、電車の路線や地理、お店の特徴等の知識をつけたりして、だんだん東京で暮らすことに慣れていくのです。
早い生活リズムに慣れていく
東京では街行く人たちの多くがせかせかと速いスピードで歩いていて、電車の本数も多いためか、ギリギリで行動をしている人が多いです。
また、人が多いことによって、学校や仕事においても競争相手が多くなります。そのため、情報を素早く裁く能力が身につき、田舎との時間の感覚がずれていくのです…
余談になっちゃいますが、これ、私経験あります。
私は関西の中でも田舎出身なので、電車なんて30分に1本くらいしかないから、すごい普段から時間を調べたりするんですね。海外ワーホリ中の今、東京出身の友達と待ち合わせると、必ずと言っていいほど、「バスが来なくて遅れる」と言われるんですが、調べる習慣がないんだな、と最近は諦めました(笑)
一人で対応するスキルが伸びる
上京しての一人暮らし、最初は孤独との戦いかもしれません。
しかし、他に助けてくれる人がいないからこそ、一人で問題を解決するスキルを身に付いていきます。そうすると自然と大人っぽく見えるようになるので、それが東京に染まったように見えるのかもしれないですね。
東京に染まる=努力の証!?
上京したばかりの関西人は、様々なシチュエーションにおいて文化の違いに揉まれることになります。
そんな中で、東京での自分の居場所はどこか、というところを探す上で東京に詳しくなり、「どんなときにどこに行けば必要なものが手に入るか」についてや、自分にあった街を発見していくことが出来るのです。
これがイコール「東京に染まった」ということなのです。
良い意味で自分自身を律することに成功した結果で、人として成長していますよね。
また、染まってこそ故郷・関西の良さ、好きという気持ちが増えることにもなるので、
あまり聞こえの良くない「東京に染まった」は、その人の努力の結果であり、悪いことではないのです!!
まとめ
- 文化の違いに驚く
- 東京に染まらないように抗う
- 東京生活が習慣化して効率よく生活するために馴染んでいく
- 東京に染まる=努力の証
以上の順番で、人は東京に染まって性格まで変わったように感じてしまいがちですが、それは決して悪いことではなく、努力して馴染んだ結果です。東京に染まっていくことによって人として成長するばかりか、故郷への愛も再発見できるのです!!
上京した友達が久しぶりに関西に帰省して「こいつ東京に染まって性格変わったな」と思っても、「日々文化の違いに揉まれて強くなったんやな」くらいに暖かく見守ってあげてくださいね^^