サービス残業なんて言葉まである今のご時世。残業なんて当たり前。なんて言い聞かせて諦めていませんか?
あなたも一度は思ったことがあるはず!!
また今日も残業か~。あれ、私って働きすぎ?
みんなはどれくらい残業してるんだろう?
残業時間て平均どれくらい?
転職しようかな…。
残業の多さに、「もしかしてブラック企業かも…‼」
なんてそんな風に思った事ありますよね?
そんなあなたのお悩みや疑問をズバッとスッキリ解決します!!
目次
残業時間の平均はどれくらいなの?
厚生労働省の調べでは、月平均12.6時間となっています。かなり少ない数字で驚きですよね‼
しかし、実際には労働時間が長いと行政からの指導が入るため本来の正しい打刻がされていない時間外労働や休日出勤があります。
この数字の中には、それらのいわゆるサービス残業が含まれていません‼
厚生労働省は企業を対象に調査した結果であるのに対し、労働者を対象に調査した口コミサイトVORKERSの調べでは2018年の残業時間は平均28時間という結果となっています。
こちらは労働者のサービス残業も含むリアルな数字が反映されている為、まさに日本の残業時間の実態と言えるでしょう。
もしかしてブラック企業かも??
法律で定められている労働時間
現在、日本の労働基準法では、1日8時間、週に40時間を超える労働は原則的に認められていません。
残業代の有り無しにかかわらず、企業はこの法律を守らなければなりません。
時間外勤務をするには「36(さぶろく)協定」を結ぶ必要がある!
「36協定」とは、正しくは「時間外・休日労働に関する協定届」と言います。
1日8時間、週に40時間を超える労働をする場合や休日出勤をする場合には、
あらかじめ企業側と労働者の間で書面による協定を結ぶ必要があります。
つまり、36協定を結んでいなければ残業をしてはいけないという事になりますね。
しかし聞いたことはあっても詳しい内容はまでは知らない、そもそも協定自体知らない人も結構多いのではないでしょうか。
私が働いていたところでは、そんなもの聞いたことも見たこともありませんでした。
つまりその会社はブラック企業の可能性大だったわけですね…。
36協定による残業時間の上限
36協定の届出をしていれば、無制限に残業をさせてもいいわけではありません。
36協定により「1日」「1日を超えて3か月以内の期間」「1年」それぞれに上限時間が決められています。
一般の労働者 | 1年単位の変形労働時間制の労働者※ | |
1週間 | 15時間 | 14時間 |
2週間 | 27時間 | 25時間 |
4週間 | 43時間 | 40時間 |
1か月 | 45時間 | 42時間 |
2か月 | 81時間 | 75時間 |
3か月 | 120時間 | 110時間 |
1年間 | 360時間 | 320時間 |
※変形労働時間制(へんけいろうどうじかんせい)とは
労働時間を月単位・年単位で調整することで、繁忙期等により勤務時間が増加しても時間外労働としての取扱いを不要とする労働時間制度です。
通常、労働時間は「1日8時間、1週40時間」とされ、これを超えれば時間外労働(残業)とになります。一方、例えば1年単位の変形労働時間制では、1年トータルで労働時間の調整ができていれば時間外労働にはならないのです。
ただし、変形労働時間制の場合でも法律で規定された労働時間を超えた分は残業代として支払わなければなりません。変形労働時間制は繁忙期や閑散期など、業務にかかる時間が月や週ごとにバラつきがある場合に労働時間を調整できることが出来ます。
あなたはどう?ブラック企業チェックリスト
1分で出来ますのでサクッとチェックしてみましょう!
あなたはいくつ当てはまりましたか?
0個:限りなくホワイト企業でしょう♪
1~3個:ブラック度★★
3~5個:ブラック度★★★★
5個以上:ブラック度測定不能
1つでも当てはまればブラック企業の可能性大。
3つ以上ならほぼブラック企業と判断して間違いないでしょう。
転職を考えるべきパターン5選
殆どの人は多少の残業はしかたない、当たり前と思っているかと思います。
転職を考えてはいてもなかなか踏め込めない人も多くいるはずです。
しかし次の5つのパターンに当てはまる人は転職を考えた方が良いと思います‼︎
パターン1 体に不調が出てきたら
体は自分が思っているよりもずっと正直です。
- 疲れが取れない。
- 食欲が無い。
- 眠いはずなのに眠れない。など
肉体面だけではなく、更に精神面にも不調が現れたら危険信号です‼
自分の事は自分が一番よくわかっているはずです。小さなS O Sも見逃さないようにして下さいね!
パターン2 残業代がでない
いわゆるサービス残業と呼ばれるもの。言わずとも否やブラックとしか言いようがありません‼
自分の時間を削ってまで仕事をしても何も得るものがないならば働くだけ無駄です。誰だってタダ働きなんてしたくないですよね?
パターン3 断続的且つ長期間に及ぶ場合
- 終電帰りは日常茶飯事、十分な睡眠がとれないまま朝早く出勤する日々。
- 日付が変わるまで残業、帰る術もなく渋々会社で寝泊り。
- 妻や子供の寝顔を見るだけで、家族との時間が全くない。
あなたならこんな生活にいつまで耐えられるでしょうか?
パターン4 自分自身が限界を感じたら
仕事とプライベートの時間がバランスよく取れてこそモチベーションを保つことが出来ます。
残業時間が平均より少なかろうが多かろうが、残業代が出ようが出まいが、
現在のワークスタイルに疲れや限界を感じたら転職を考えてみてもいいのではないでしょうか。
パターン5 先ほど紹介したチェックリストで3個以上当てはまったら
ブラック企業は労働者を都合の良い様に働かせ続け、労働者を労る事なんてしません。
使い捨てするような極めて悪質な企業です!一刻も早く転職する事をお勧めします。
まとめ
年々日本の残業時間は減少傾向にありますが、その裏ではサービス残業が存在しているのも確かです。
現状、残業をゼロにするのは限りなく難しいと言っても過言ではありません。
- サービス残業を含めた、労働者のリアルな残業時間の平均は28時間。
- 時間外勤務をするには「36(さぶろく)協定」を結ぶ必要がある。
- 暗黙の了解でサービス残業が存在するのも確か。
- 体は思っている以上に正直。体調に気を使い、sosを見逃さない。
- 1分で出来るチェックリストをやってみてブラック企業だと思ったら転職を考える。
今日明日に辞表をたたきつけるなんて現実には難しいかもしれません。ブラック企業だとわかってはいても生活がかかっているから転職も出来ず無理をしてしまう。負のループに陥ってしまいます。
ですがsosを見逃さないでください。自分の体を労ってください。そしてあなたが企業に対しおかしいなと感じた時点で転職を視野に入れておいた方が良いかもしれません。
休む時はしっかり休み、プライベートも充実してこそ仕事でも最高のパフォーマンスが出来ます。
自分だけでは決断が難しい場合、一人で悩まず家族や友人に相談をしてください。
そして転職した先がブラック企業じゃない事を切に願っています☆彡