妊娠出産を終えて一番辛かったことがつわりだったという人、意外と多いんです。
あなたもつわりがひどくありませんか?
ひどい人だと水すら吐いてしまうこともあります。逆にまったく症状がない人もいます。
つわりは症状にとても個人差が大きいものです。
私はそんなにつわりは重くありませんでしたがそれでも仕事に行くのは不安でした。
つわりが本当にひどい人は無理をせず休職することをおすすめします。
自分の体と赤ちゃんを守れるのは自分だけですから。
でもどの程度なら仕事を休んだ方が良いのか判断が難しいところです。
- つわりで休む際の症状の重さのおおよその基準
- 仕事を休むときはどうすればいいのか
- どのくらいの期間休む必要があるのか
つわりで休職することになった津割重子(つわりしげこ)さんのお話をもとに
【休職するまで~休職中~仕事復帰までの流れ】を紹介します。
いざというとき困らないためにぜひ知っておいてください。
目次
つわりで休職することになった重子さん
仕事に支障が出るくらいつわりの症状が重かったら休職することをおすすめします。その際医師の診断書があることが望ましいです。
私の場合吐いてしまい食事がほとんど取れない状況だったため、あっさり診断書を出してくれました
妊娠悪阻とは?通常のつわりでも休める?
以下の場合は妊娠悪阻と診断される可能性が高いです。
- 食事が2日以上取れていない
- 何度も吐いてしまい水分も摂れない
- 体重が1週間で5%以上減っている
- 倦怠感が強く動けない
検査をして明らかに妊娠悪阻(尿検査でケトン体が異常値を示す重症のつわり)なら診断書がもらえます。
しかし妊娠悪阻でない通常のつわりの場合医師によって診断書を出してくれる場合と出してくれない場合があります。
つわり自体は病気ではないため症状が辛くても医師の考えによっては診断書がもらえないこともあるのです。
しかし通常のつわりでも重いと通勤が大変だったり仕事に集中出来ず支障が出てしまう場合があります。
その場合は充分休職する理由になります。
つわりは診断基準が確立されてないのでどのような症状があるかの自己申告が診断する上で大きな判断材料になります。
- つわりの症状で仕事にどのような支障が出ているか
- なぜ働く続けることが難しいか
を医師にしっかり伝え、休職の必要性をみとめてもらいましょう。
どうしても診断書をもらえないなら病院を変えるのも手です。
診断書をもらうメリットとしては
- 会社に休職を認めてもらいやすい
- 傷病手当てが受給出来る
といったものがあるので、休職するならなるべく診断書があった方がベストです。
ちなみに診断書の費用は病院にもよりますがだいたい3000円ほどです。
休職期間はどのくらい?
休職期間には厳密な決まりがあるわけではありません。
だいたいは1ヶ月を目処に一度復帰できるかの判断をすることが一般的です。
1ヶ月で復帰出来そうなら復帰し、難しいようなら休職期間を延長します。
というのもつわりの症状がだいたい1ヶ月ほどで落ち着いてくることが多いからです。
実際は休職に入る前に職場に休職期間を伝えておく必要があると思います。
でもどのくらい休めば良いのか分からない場合もありますよね?
その場合とりあえず1ヶ月と伝えておいて、その後の体調を見ながら改めて具体的な復帰時期を職場と調整すると良いでしょう。
休職中の過ごし方
休職中は仕事に穴を開けてしまっているよ思うと仕事のことが気になるかもしれません。
でもあくまで体を休めることを第一に考ええ、会社とのやり取りは必要最小限に留めましょう。
休職期間の終わる時期が近づいたら最近の体調の報告と復帰の時期を相談するため連絡を入れましょう。
もし会社から伝えたいことがある場合は随時連絡してもらうようにし、こちらからの連絡はあえてしなくて大丈夫です。
傷病手当てを受給しよう
これから説明する傷病手当てはもらえる場合は必ずもらっておきましょう。
傷病手当てを受け取るためには以下の条件をクリアしている必要があります。
- 会社の健康保険に加入していること
- 医師から仕事をすることが困難であると判断され診断書をもらっていること
- 4日以上連続して仕事を休んでいること(欠勤4日目から支給対象)
- もし有休などで傷病手当てを超える収入があると傷病手当てが受給出来ない
傷病手当ての受給するために必要な書類は3つ
- 傷病手当ての申請書(会社からもらう)
- 出勤簿の写し
- 賃金台帳の写し
傷病手当ての申請書のみ本人と医師の記入が必要です。
賃金台帳の写しと出勤簿の写しは会社が用意します。
- 会社から傷病手当ての申請書をもらい本人記入欄を記入した後、病院へ提出し医師記入欄への記入をお願いする
- 後日病院から書いてもらった申請書を受け取り会社に提出
- 会社から健康保険組合へ傷病手当ての申請の手続きをしてもらう
- 3週間ほどで指定の口座へ給付金が振り込まれる
つわりが落ち着いてもまだまだ長い妊娠生活。有給休暇が残っていてもなるべく使いたくないですよね。
こういった制度を知っておくとつわり以外の病欠の際にも役に立つので押さえておきたい知識です。
つわりが急に酷くなり、手続きをすることが出来ないまま病欠になってしまう可能性もあります。
実は後からでも(欠勤から2年以内なら)申請可能なので、もしもらいそびれていた場合でも申請することが出来ます。
まとめ
- 妊娠悪阻でなく通常のつわりでも仕事に支障が出る場合は診断書を書いてもらえる
- 4日以上連続して仕事を休んだ場合傷病手当ての受給が出来る
- 休職期間には決まりがないので仕事復帰は自分の体調と相談して時期を決めるようにする私は1ヶ月の休職予定でした。その後つわりがだんだん落ち着いてきたので無事1ヶ月の休職で職場復帰出来ました。
でも実はつわりのピークは本当に体調が悪くてうっかり傷病手当ての申請をしそびれてしまっていたんです。
でも後から申請しても大丈夫ということを知って職場復帰復帰した後申請したんですが無事傷病手当てを受け取ることが出来ました。
つわりはほとんどの妊婦さんが程度の差こそあれ経験するもの。
病気ではないので休むのに躊躇してしまうかもしれません。
でも妊娠したら妊娠前と全く変わらず仕事が出来る方が珍しいという認識を周りにも持ってもらいましょう。
つわりは本人しか辛さが分からないのでしんどいときは無理しないでくださいね。
体には充分気をつけて元気な赤ちゃんを産もうと心に決めました。
とりあえず仕事は座ってることが多いデスクワークだから産休に入るまで続けることにしました。
検診で赤ちゃんの心臓が動いていることも確認できて順調に妊娠生活を送っていました。
でもそれからまもなくしてとうとうつわりが始まりました。
私はつわりが重かったようで食べ物を受け付けず吐いてしまうことが多かったので栄養状態が心配でした。
とりあえず水分だけはかろうじて取れていました。
仕事にはどうにか行っていましたが座っていることも辛い時間が増え、休職することに決めました