職場に苦手な人や嫌いな人はいませんか?我慢できる程度ならまだいいけど、嫌いすぎる相手が上司だったとしたら、最悪な職場環境になりますね。
仕事に行きたくない!!辞表を叩きつけて辞めてやる!!と転職を考えてしまうのも納得です。
ですが、本当にそれでいいのでしょうか?退職届を提出する前に、5つの事を試してみてください。
目次
心の棚卸をしよう
人間関係を円滑にすることも、社会人としてのスキルの内なのです。転職を考えてしまう気持ちもわかりますが、まずは、なぜ上司が嫌いすぎるのか理由を考えて、思いつくことをどんな些細なことでも全部書き出して心の棚卸をしよう。
嫌いすぎる理由
- 他の人と同じことをしていても自分にだけあたりが強い
- 機嫌が悪い時に攻撃的な口調になる
- 気分でいう事がコロコロ変わる
- ヒステリーをおこす
- すぐに怒鳴る
- いじめ
- プライベートに干渉してくる
まだまだ他にもたくさんありそうですね。
では、次に上司が嫌いすぎると、仕事はどうなるのでしょうか?現在の状況を考えてみましょう
現在の状況
- 意思の疎通が上手くいかず、仕事が思うように進まない
- 人事評価に納得がいかなくなる
- 仕事に対してのやる気がなくなる
- ストレスがたまる
- 体調不良になる
こういったものが蓄積されてストレスがどんどんたまり、仕事が上手くいかずイライラ。さらに、ストレスが溜まって負のループから抜け出せなくなります。これでは、仕事行きたくない!!転職したい!!と考えるようになってしまいますね。
最悪を最高!にする5つの事
自分の事を嫌い!という雰囲気を漂わせている人に対して、優しく親切に接することはなかなか難しいと思います。つい、身構えてしまったり、苦手だと感じてしまったりして、平等に接しているつもりでも、知らず知らずに態度にでてしまっている可能性もあります。
人を変えることは難しいですが、自分を変えることはできます。自分を日々アップデートしていきましょう。いきなり上司の事を好きになるのは無理でも、好感を持ってもらうように、社会人として基本的な5つの事ことから試してみましょう。
- 大きな声で元気よく明るくあいさつ
- 仕事のホウレンソウ(報・連・相)をこまめに行う
- どんなことでもいいから、1つでも良いと思うところ、好感のもてるところをみつける
- 上手に上司と接している同僚の真似をしてみる
- 信頼できる人に相談してみる
そんなこと、やってるよ!!でもダメだったよって声が聞こえてきそうですね。
でもね、元気よく明るくあいさつしてくれたら、こちらも明るい気持ちになります。ホウレンソウをきちっとしてくれる部下はかわいいと思うはずです。困っていれば力になりたいと思うでしょう。それに、自分に好感をもってくれているとわかれば悪い気はしないと思いませんか?
タイミングは大丈夫?
それでも上手くいかない場合は、タイミングがちょっぴり悪かったのかもしれませんね。ご相談・ご報告したいことがあるのですが、よろしいでしょうか?など、相手の都合を伺ってから相談や報告をしてみましょう。
嫌いな上司になかなか話しかけづらい気持ちもよくわかりますし、自分ではタイミングもよくわからないこともあるでしょう。そういうときは、上手に上司と接している人に、話しかけているタイミング・報告の仕方をずばり聞いちゃいましょう。
私も苦手な上司がいて、悩んだことがあったのですが、その上司と上手に接している同僚をまず、観察しました。すると、その同僚は嫌なことをいわれても、いつも笑顔で明るく挨拶していましたし、ホウレンソウもタイミングよく行っていました。
その同僚に相談して、報告の仕方のアドバイスをもらい、ほんの少しずつ、意識して変えてみました。すると、その人と全く同じようにはできませんでしたが、仕事行きなくない!!転職するしかない!!と思わない程度には上司と接することができるようになりました。
そして、意思の疎通が少しできるようになってくると、仕事もやりやすくなってきましたし、困っていることも、上司から声をかけてもらい、アドバイスをいただくこともできました。それに、同僚に相談してみると、意外とみんな同じ思いをしながら仕事をしていたりします。
私は、上司が嫌いすぎるという感情は、がんばって仕事をしているからこそ、認められたい!という前向きな気持ちが空回りしてしまっているだけのような感じがします。少し、冷静になる必要があるのかもしれませんね。
聞き流すことも大切
日々努力しても、嫌だなと思うことはあるでしょう。せっかくの努力が水の泡にならないように、もうひとがんばりです。嫌なことを言われたりしたら、真に受けないで聞き流しちゃっていいです。
- まっいいか~いわせておけ
- で?なに?
- どうでもいい、なるようになるさ
- かわいそうな人
- 精神疾患者だから仕方ない
こんな感じで、同じ土俵に立たないことです。人間関係を円滑にするのもスキルの内ですが、それは部下が一方的に上司にするものではなく、お互いの少しずつの気遣いで成り立つものだと私は思います。
あなたが努力しても改善されないのであれば、人間関係の大切さを考えられない、全く違った考え方の人なんだと思って、相手には求めないようにしましょう。だたし、うっかり聞き流しているとう態度が丸わかりだと、関係はさらに悪化しますので十分注意しましょう。
努力しても、どうしても上手くいかず、仕事に支障がでてどうしようもないのであれば、転職して心機一転がんばりましょう。でも、同じことにならないように、自分を変えていく勇気も必要だという事を忘れないでくださいね。
退職するときに気を付ける2つのこと
転職することを決めたら、退職するわけですが、上司の事が嫌いすぎるからというのは退職理由になると思いますか?本当は上司が理由であったとしても家庭の事情など、あたりさわりない理由にしましょう。
それは、退職すれば上司と直接会うことはないかもしれませんが、どこでどんな関りがあるかわからないからです。転職先の上司と元上司が学生時代の友人だったとか、子供が同じ学校で知り合いだったとか意外と世間は狭いです。
上司が嫌いすぎるから転職したなんてわかったら、本音と建前も上手く使いこなせない人なのかと思われてしまい、あなたの価値が下がります。せっかく再スタートのつもりで転職したのに、マイナス地点からのスタートにならないように気を付けよう。
もう1つ気を付けることがあります。退職が決まると、どうでもいいやって投げやりになりがちですが、実際に退職するまでは、波風立てず、社会人として恥ずかしくないように、やるべきことはキチンとやりましょう「立鳥跡を濁さず」です。
まとめ
新人でも、ベテランでもどんな仕事でも、人と関りをもって仕事が成り立っています。自分と似たような考えの人でも、全く同じという訳ではありません。ましてや、考え方の違う人と上手く人間関係を築くなんてとても大変なことだと思います。
それでも一生懸命努力しているからこそ、認められたいと強く思うのです。相手を尊重しつつ、自分の意見をさりげなく伝えることが出来れば、怖いものなしです。一朝一夕に出来る事ではありませんが、毎日の積み重ねの努力がきっと実ることと思います。
上司が嫌いすぎる、だから仕事行きたくない!転職したい!という気持ちは、本当によくわかりますが、退職願を出す前に、心の棚卸をして、少しだけ初心に戻って考えてみてください。今まで努力してきたものを大切にしてほしいと思います。