いつも笑顔でおしゃれな店員さん。
きらきらと華やかなアパレルの世界。
おしゃれが好きなら一度は憧れますよね♪
その過酷さに体も心も追いつかず3年で退職しました。
しかしキツイけれどもやりがいはかなりあります!
美容師、保育士に並んで「華やかに見えて実は厳しい仕事」のアパレル業界。
一緒にアパレルの世界をのぞいてみましょう!
目次
アパレルの仕事ってどんなの?
アパレル業界にもいろんな仕事がありますが、
大きく分けると本社勤務と店頭に立つ販売員に分かれます。
ほとんどが販売員からのスタートですので、今回は販売員の仕事をご紹介しますね。
ディスプレイ、お店の掃除やメンテナンスetc
資格なんてなくても誰でも働けるので、未経験でも大歓迎な職種です。
人と話すのが好き、服が好きな人には本当におススメです。
お給料は地域によってかなり差がありますが、東京都内で時給960~1,500円くらいです。
店長、エリアマネージャーと役職が上がるとボーナスや手当も大きくなります。
直営店か代行店かも時給に大きく差が出るので必ず確認しましょうね!
アパレルの仕事はここが厳しい!
1.とにかく忙しい
集客が見込める土日や連休はほぼ休めません。
なかなか連休も取れないので、旅行や実家に帰省もしづらいです。
特に夏と冬、年2回のセール時には10連勤も当たり前。
連日の声出しで、セール終盤にはほとんどのスタッフがおばあちゃんのように声ガラガラです。
忙しすぎて休憩時間短縮もザラです!
休憩が10分しかなかった日もありました。
ヒールで立ち仕事なので1日の終わりには足が棒のようになります。
接客しながら事務作業もしなければならないので超ハードです。
商品管理もかなり大変。
お店の規模にもよりますが、ストックルームがアホか!というくらい狭いお店が多いです。
この服の量をどうやってこのスペースに入れるの?という狭さ。
狭くて動きづらいので、知らない間に青あざが出来てることが多いです(笑)
2.声かけしたお客様にスルーされると辛い
服を買うときって「ゆっくり見させて!」って思いますよね。
店員さんに声をかけられるのが嫌な人、多いです。
わかります、でもそれが仕事なんです。
お声かけをしないお店もありますが、私の勤めていたお店は入店時にお声かけ必須でした。
アパレルの店員て体力はきつそうに見えないから楽そうに見られるけど
何がきついってメンタルだよね基本アパレルの店員が話しかけると敵がきたみたいな顔されるからメンタル的にくる_(꒪ཀ꒪」∠)_
— 麻生-3000のど飴 (@ndam02) July 16, 2017
声かけ直後に無視されたり、逃げられるとかなりへこみます…(T_T)
また、声かけした後にどう会話を繋げてお買い上げに持っていくかを考えるのも、
慣れるまでは非常に難しいです。
3.売り上げ目標に追われる
個人ノルマはない店が多いですが、当然店としての売り上げ目標はあります。
セール時期なら安いので、正直そんなに接客しなくても目標達成するんですが、
セールが終わった直後の8月と2月はかなり厳しいですね。
売れなさすぎて自分の接客スキルが低いんだとかなり落ち込みます…
たまたま集客が少ない日だったり、商品の問題で売れなかったのだとしても、
笑顔が足りなかった
販売スキルが低い
など判断する会社が多いので、販売スタッフのストレスは半端ないです。
販売員の揉め事No.1は、なんつーったって個人売だからねw
— ひろこわん (@hiroko_toutou83) November 12, 2017
そうなんです、ノルマはなくても、大抵は個人売り計算して集計出します。
タンクトップ1枚でも、「今のお客様、私が先に声かけてたから」なんて先輩に言われることも…
4.オシャレに気が抜けない
店員さんはまさに歩くマネキン!
特に東京は最先端の街なので、髪型から爪の先まで気が抜けません。
休憩時間にはメイク直し必須です!
髪色やメイク、ネイルの色もブランドに合わせたものが求められます。
なので、働くなら絶対好きなブランドにしておきましょう!
5.他の店で買いにくい
実は私が働いてた店は、自分の好きなジャンルではなかったんです。
同じ系列の好きなお店の面接を受けたんですが、
ちょうど他の人に決まり、こっちの店ならぜひ働いて欲しいと言われて採用された感じなんです。
なので!休みの日くらい好きな服着たい!
と思うけれども、お客様がいつどこで見てるか分からない…
他の店を覗けば、「〇〇の店員さんですよね」と完全に顔バレしてるし…
こういうことがあるので、絶対働くなら好きなお店にしましょうね。
バイトならもう少し気軽に楽しくやれるんじゃないの?
半端な気持ちでお客様の前に立ってはいけないんです。
まじで、早い人はバイト1日で来なくなります…
アパレルのここが楽しい!
1.コミュニケーション能力が磨かれる
本当に様々なお客様と接するのでコミュニケーション能力は確実に磨かれます。
コミュニケーション能力って生きていく上でもかなり大事!
転職するにしても、この力は確実に生きてくるはず!
私は少し人見知りなんですが、この仕事でかなり克服しました!
むしろ、人と話すのが好きになったくらいです(^^)
お客様とのコミュニケーションには、いろんな話題の引き出しを持っておくことが大事ですが、
ぶっちゃけ満面の笑顔と勢いがあれば何とか売れたりします。
知識も大事ですが、一番売る人はとにかく愛嬌があるんです。
口角をあげるのが普通なので、休みの日でも気づくとニヤニヤしていたりします(笑)
2.スタッフ同士の絆が強い
お店の雰囲気にもよると思いますが、
スタッフ全員が同じ目標で真剣に仕事をしているので職場全体の団結力がすごいです。
私が働いていたお店は、みんな同年代でオシャレ好きが集まっていたので仲がすごく良かったです♪
セールはショッピングモール全体をあげてのお祭りなので、
店対抗の声出し合戦みたいで本当に楽しいですよ!
3.美意識やセンスが磨かれる
幅広い年齢層のお客様が来店されるので、
自分の好きな服のジャンルだけではなく、様々な知識が必要になります。
また、スタッフはもちろん、自分よりオシャレなお客様もいるのでとても刺激を受けます。
オシャレのことだけでなく、お客様との会話を盛り上げるにはいろんな話題が必要なので、
流行や話題に敏感になり、知識も増えますよ(^^)
あと洗濯物たたむのめっちゃ早いのが自慢です(笑)
4.自分の顧客様が出来たとき
これがアパレル販売の仕事をする上で、一番の心の支えです。
自分に会いに来てくれる、
自分の接客だから買って下さるお客様ができたときは本当に嬉しいものです。
"@fashionhanbai: 愛される販売員=お客さまのお姉さんになりきる。これも何だか納得しちゃうなあ。"顧客様に「お姉さん、お店辞めないでね!いつもありがとう」とか異動になり、また別の顧客様に報告した時「この店に来る意味が無くなるやん」って言って貰えて本当にうれしかった。
— あさみんぐ (@asaming19861105) April 14, 2012
異動や退職のときは、私も顧客様からお手紙やプレゼントや、
「さみしい」なんて言ってもらえて、何て幸せな仕事なんだ、と思いました。
話が盛り上がった!喜んでもらえた!というお客様はノートに似顔絵付きでメモをしていました。
購入したものや着ていた服なども一緒に書いておき、好みを把握できるようにしていましたよ(^^)
東京でアパレルで1人暮らしをするには!?
最初にも書きましたが、アパレルのお給料は高い方ではありません。
ほとんどがバイトスタートなので、東京では時給は960円くらいから。
960円×8時間×20日=153,600円
東京で1人暮らしをするにはギリギリ、というかかなり厳しい収入ですね。
残業がある時はもう少し多くはなりますが、
アパレル販売員は店頭での服を買わなきゃいけないんです。
社割があるとはいえ、在庫がなくなったらもう着れないので、月にかかる衣服代は約2~3万円。
ヘアメイクも整えなければいけないので、美容院代や化粧品代も結構かかります。
家賃も生活費もなるべく抑えたい!!ですよね。
そんなあなたにはシェアハウスがおすすめ!
こちらの記事でシェアハウスについて詳しく見れちゃいますので、
ぜひ参考にしてみて下さいね♪
Tokyo Diveのシェアハウスなら何と月1万円から住めちゃいますよ!
光熱費も含まれていますので、生活費を抑えたい方は要チェックです!!
まとめ
- 連休も休憩時間も少なくて仕事内容は結構ハード!でも痩せる!
- 店員さんは歩くマネキン!おしゃれには手が抜けない。
- 働くなら必ず好きなブランドを選ぶこと
- スタッフ同士の絆が強い
- 顧客様が心の支え
- 1人暮らしにはギリギリの収入。心配ならシェアハウスがおすすめ!
大変なこと、やりがいを書いてきましたが、
アパレルに限らずどの仕事もそれぞれ大変なことってあると思います。
とてもキツイ仕事でしたが、私の人生でなくてはならない仕事でした。
年齢的に許されるのなら、もう1回働きたいぐらいです(笑)
お店によってはいけるかな⁉
お客様に感謝され、愛される仕事、何より自分の好きなことを仕事にできるなんて素敵ですよね♪
大変ではありますが、服が好き、おしゃれが好きで、
アパレルに興味があるならぜひチャレンジしてみて下さい!
全くの初心者だけど大丈夫かな?
何か噂ではキツイってよく聞くけど…