シェアハウスの大きな特徴はひとつの建物で複数人が共同生活することです。
人との交流があり、一人暮らしと比べてにぎやかで楽しそうですが安全性、安心面はどうなんでしょうか?
気になるところですよね?
実はシェアハウスには共同生活ならではの一人暮らしにはないトラブルもよくあるのだとか。
「じゃあシェアハウスはやめた方が良いの?」
そう思ったあなた、まだ結論を出すのは早いです。
確かにトラブルが起きやすいのはシェアハウスの特徴のひとつですがシェアハウスにはメリットもあるからです。
今回は
- シェアハウスと一般的な賃貸の3つの違い
- 安心面&安全面を重視したシェアハウス選びの7つのポイントとは?
を紹介します。
意外と想像していたシェアハウスのイメージと違うかも知れませんよ。
一般の賃貸物件との違いがよくわからないという人は読んでみてください。
目次
シェアハウスと一人暮らしの比較
まずはシェアハウスと一人暮らしの違いを押さえておきましょう。
一人暮らしとシェアハウスの違いって結構でかいです。
一般的な賃貸契約との3つの違いをまとめました。
①お金がかからない
シェアハウスはお金をかけずに東京で生活出来る点が一番の魅力です。
純粋に家賃も安いですがそれ以上に初期費用のコスパが素晴らしいです。
シェアハウスの初期費用は敷金礼金不要なところが多く
- 初月家賃
- 家賃1ヶ月ほどの保証金(後で返ってくる敷金のようなもの)
- 管理費10000円程度
一般的な賃貸契約で安くても30万円ほどは必要と考えるとかなり安いです。
また、家電は共用ですが一人暮らしだと全部買う必要があることを考えれば家電が共用だというのはメリットでもあります。
一人暮らしだと「あまり使わないものでもないと困るから一応買い揃える」というはめになるのでもったいないんですよね。
中にはリビングに大型ソファーやテレビなど一人暮らしでは手に入れられないものが揃っていたりもします。
しかも管理費に水光熱費が含まれているので毎月の出費も抑えられますよ。
家賃、初期費用、水光熱費という3つのコスト削減が出来るのはありがたいですね!
②生活スペースが共用
費用が安いのは理由は生活スペースの共用部分があるからです。
部屋=寝室といった感じでお風呂やトイレ、洗面台、台所、リビングなどは共用になります。
私は学生寮に住んでいた時期がありました。
その時の経験から思ったことは共用スペースに不満なく過ごせることが何よりも大切だということ。
共用スペースは毎日使うものが多いから不満があるとそれが小さなことでも積み重ねで大きな不満になってくるんです。
トイレや洗面台、お風呂などもそうですが中でも洗濯機はみんな同じタイミングで使うから埋まってることが多かったです。
学生だからみんな土日休みだし仕方ないんですけどね。
あと小さなことでいうと
- お風呂がぬるくても我慢しないといけなかった
- シャンプーや石鹸を自分で用意しないといけない
- 門限が夜11時
- 好きなテレビが観れない
- 家族は良いけど友達は呼べない
お風呂の温度やテレビのチャンネルは運次第でした。
うちの寮のメリットは
- 駅まで4分
- 掃除のおばちゃんがいて掃除とごみ捨てをしてくれる
- 食堂がある
というのは助かりました。
シェアハウスも門限はないけどだいたいこんな感じだと思います。
シェアハウスは一人暮らしに比べてどうしても制約があるので人によってはストレスになる場合もあると思います。
③プライベート空間がない
共用スペースが多いということと似ていますがプライベート空間がありません。
何というか家の中にいるけど家の外にいるような感じです。
部屋を一歩出るだけでも最低限の装いは必要ですから一人暮らしと比べるとリラックス空間がないんですね。
でも最近は個室のシェアハウスも多いのでプライベートの確保もしやすくなりました。
それでもリビングで騒いでいるのが部屋まで聞こえてくることもあるし、部屋から出ると人の目があります。
それくらいなら大丈夫!という細かいことが気にならない人ならシェアハウスは合っていると思います。
シェアハウスに多いトラブル
よくあるトラブルにはどんなものがあるんでしょう?
シェアハウスあるあるに注意!
やっぱり共用スペースのトラブルが多いですが特に冷蔵庫は覚悟しておいた方がいいなんて話も。
- 名前を書いて冷蔵庫に入れても勝手に持っていく人がいる
- ビニール傘はみんなのものという風潮があり高確率で無くなる
- 意外と騒音で眠れず睡眠不足になる
- 片づけや掃除などのトラブル
- 男女関係のトラブル
いや、冷蔵庫の中身勝手に盗ったらドロボーですけどね。
オレのものはオレのものって考えなんでしょうか?
たとえ家族の冷蔵庫だったとしても冷蔵庫の中身が消えたら喧嘩の原因になります。
勝手に食べ物をもっていく人がいるのはちょっとびっくりです。
冷蔵庫内を仕切ったりビニール袋に入れて結んで名前を書いておくと多少持っていきづらくなるようです。
でも野菜系は見た目が似ていると間違えやすいようですね。
だから別に勝手に持っていく人がいなくても冷蔵庫を共用で使うこと自体がトラブルになりやすいです。
個室に冷蔵庫があった方が絶対良いです。
なんとなくビニール傘を持っていく理由はわからなくもないけどこれもやっぱり取られた方は気分悪いですね。
騒音はシェアハウスじゃなくてもありがちなトラブルですが睡眠不足になるくらいうるさいなら度を超えていると思います。
また、掃除や片づけが当番制の場合は人によって掃除の仕上がりに差が出ることで不満のタネになることもあります。
他にも男女共用のシェアハウスだと出会いも多いですがその分問題も起きやすいんですね。
もし入居者同士が付き合うことになった場合その後うまくいけば良いんですが別れるとかなり気まずいことに。
別れた後も同じ建物で暮らすことになるので結局最終的に退去してしまうこともあるらしいです。
シェアハウス選びの際確認したい7つのポイント
シェアハウスごとにルールが設けられていて運営している会社によってルールが違います。
またシェアハウスごとに規模や入居者の傾向など特徴があるのでチェックしておきましょう。
①ゴミ出しや掃除は誰がやるか
掃除やゴミ出しを当番制で自分達でやるところもあれば清掃員がやってくれる所もあります。
自分達で掃除やゴミ出しをしたとしても分担するので負担は大したことありません。
みんなで使うところをみんなきれいにするという意識を持つことでお互いに気持ち良く暮らせる空間をつくることが出来ます。
ただ当番をサボる人がいるとトラブルのもとになります。
②安全設備や火の取り扱いについて
火災報知器や防犯面のセキュリティについても気になるところ。
部屋と玄関は鍵付の物件が多いです。
また、火気の使用を禁止している物件ではIHコンロにしたり建物内は禁煙になっていたりします。
特に煙草を吸う人は喫煙所があるかを確認しておきましょう。
③外国人入居者の割合
物件によって外国人の割合はまちまちです。
国際交流をコンセプトにしているシェアハウスは外国人も多いです。
ただそうでないシェアハウスでも外国人は普通のアパートよりは多い傾向にあります。
異文化交流って一人暮らしではなかなか出来ないので魅力的ですが、一方で文化の違いがトラブルの原因にもなります。
- 外国人の割合はどのくらいか?
- 文化の違いによるトラブル防止のためのルールや対策はどうなっているか?
知っておくと安心です。
④イベントもチェックしておこう
シェアハウスでは管理会社主催で定期的に入居者同士が交流出来るイベントをやっている場合が多いです。
せっかくシェアハウスで暮らすならパーティーなどのイベントは大きな楽しみですよね!
掲示板などでイベントのお知らせをしているのでどんなものがやっているか見ておくと良いでしょう。
入居者が定期的に交流する場があるかないかではシェアハウス全体のオーラに差が出てきます。
また、掲示板では他にも入居者にとって必要な情報を伝えているかがわかります。
⑤友達や家族を呼べるか
一人暮らしと違い、家族といえども入居者以外を中に入れることを禁止しているシェアハウスもあります。
また、人を呼ぶことを認めていても届出制になっている場合もあります。
⑥管理会社のトラブル時の対応
安心なシェアハウスの特徴は管理会社がシェアハウスの状況をなるべくリアルタイムで把握していることです。
そのためには管理会社がシェアハウスをどの程度の頻度で巡回しているかがポイントになってきます。
定期的に巡回することで入居者がルールを守って生活しているかをチェック出来、トラブルに発展するのを防げます。
また入居者と管理会社が顔見知りになっておくことで相談しやすい関係を築いていけます。
いざ問題が起きたときは入居者同士で解決しようとするより管理会社が間に入った方が丸く収まるものです。
週に1回程度の巡回しているかを目安にすると良いでしょう。
ただ中にはトラブルは当人同士で解決してもらい管理会社は一切干渉しないシェアハウスもあります。
個人的には万一のトラブルの際には相談出来る管理会社の方が安心できると思います。
⑦ルールブックがあるシェアハウスがおすすめ
シェアハウスには考え方や感じ方が違う人が一緒に生活しています。
生活リズムもバラバラで、価値観も違います。
散らかっていたり汚れていたりしても大丈夫な人とそうでない人がいます。
騒音が気にならない人もいれば敏感な人もいます。
そのためみんなが気持ち良く生活するには一定のルールがあった方が良いです。
守らない人も中にはいるかも知れませんが、ルール自体があるのとないのでは抑止力が違います。
大抵の人はルールを守ろうとしますから。
- 掃除やゴミ捨てのルール
- 洗濯機の使用時間
- 共用スペースのルール(共用スペースに私物は置かない、台所や冷蔵庫の使い方)
ルールがあると面倒に思うこともあるかも知れませんがトラブル防止の効果は高いので最低限のルールは必要です。
建物や部屋の満足度も大事だけどそれだけで決めない
シェアハウスは一般の賃貸物件と比べると特徴が違うことがお分かりいただけたと思います。
シェアハウスには
- 家賃や初期費用が安い
- 家具家電も揃えなくていい
という大きなメリットがあります。
そしてもう一つの大きな違いが
一人暮らしだと隣の部屋の人と接するのは挨拶程度が多いですが、シェアハウスだと他の部屋の人とは半同居状態になること。
部屋と共用スペースをざっと見て物件を決めてしまいがちです実は大事なのはハード面よりソフト面。
入居者同士が良好な人間関係が保てるかどうかでシェアハウスの満足度が大きく変わってくるからです。
ソフト面は要チェックです。
- きちんとルールがあること
- トラブルを防ぐ工夫(主に定期的な巡回などトラブルの種をチェック)
特に管理会社の経営方針の差がシェアハウスの差と言っても良いので管理会社をしっかり選びましょう。
例えば良いホテルがあれば悪いホテルがあるようにシェアハウスは会社による差はかなり大きいです。
普通の賃貸物件ならどこの不動産会社かそこまで気にしませんがシェアハウスは管理会社と入居後も長い付き合いになります。
というわけで管理会社選びを重視したシェアハウス選びをしましょう。
ちなみにシェアハウスの選択肢の一つとしておすすめなのはこちら!
注意点としては仕事と住居の2つを一緒に紹介している上京支援サービスで仕事もTokyoDive経由で探す必要があること。
仕事もシェアハウスも一緒に決めたい人対象ですが一度に「就活と住活」が出来て便利ですよ。