「自分の強みってなんだろう…それがわからないと転職ってやっぱり難しいのかな…」
そうなんです、残念ながら自分の強みを知らないということは、自分に適した環境がわからないということ。
いざ転職するとなっても、自分の適した能力を発揮できずに失敗してしまう確率が高いんです。
転職という大きな決断をしたのに、自分の強みがわからなかったせいで失敗したくないですよね?
ここでは、自分の強みを見つける方法と、強みの正しい意味を知り面接で効果的にアピールしていく方法を紹介していきます!
目次
強みを見つけるための2つの方法
1.過去の自分の経験から「褒められたこと・驚かれたこと」を考える
今までで、人から褒められたこと、驚かれたことはだれでも1つはあるはず。どんな小さなことでもいいので考えてみてください。
例えば、
- オタク活動のために毎月海外に行っているというと「そんなに夢中になれるものがあってすごいね」と言われた
- 会社を辞めてワーホリに行くというと「行動力と決断力がすごい」と言われた。
これは私のことなんですが(笑)自分としてはそんなにすごいとは思ってなくて、むしろどうなの?と思いながらも楽しくてやってるだけなんですが、他人からすると、すごいことだったりするのです。
2.短所の捉え方を変えてみる
自分の長所はなかなか思いつかないけど、短所ならたくさん思いつく…なんて人も少なくないですよね??
まさに私もそうで、私は現在海外ワーホリ中なんですが、先日語学学校の授業で、「得意なところと苦手なところを答える」という時にパッと思いつかずに「得意なことはないです」と言ったら先生に笑われました^^;
でも実は、短所は捉え方を変えれば、強みとしてアピールすることができるんです。
例えば、
- 心配性=物事に対して慎重
- マイペース=計画的で焦らないで行動ができる
短所と長所は表裏一体です。「過ぎた長所が短所である」と捉え、短所をポジティブに捉えるようにしてみましょう。
+α.客観性を持たせるために他己分析も◎
自己分析をしていると知らず知らずのうちに主観的に自分を見てしまっていることも…
客観的に自分の強みを見るためにも、家族・友人・同僚・上司など、周りの人に他己分析してもらうのも◎です。
他己分析によって、自分では気付かなかった強みも見えてくる場合もあります。
また、転職エージェントを利用するのも重要です。
転職エージェントはプロなので、どういうものがあなたにとっての強みになるのかをしっかりアドバイスしてくれます。
転職エージェントについては以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてみてください。
「強み」を正しく理解しよう
実は、「強み」の意味を正しく理解できていない人は多いんです。
自分では強みだと思っていることがそれほど評価されないこともあったり、逆に自分には強みがないと思い込んでいる人が、ほかの人にはない強みを持っているなんてことが…
一番多いのが、「○○の資格を持っている」「営業成績が1位でした」というようなもの。
…
それ、強みとは言えないですから!
これは結果であって、強みとは、「得た知識・ノウハウをどのように仕事に活かしたか」の部分になるのです。
また、資格を取るため、営業成績を伸ばすために、どう考え、どのように工夫したかの過程の部分が重要なのです。
正しい「強み」を考えるにあたって、
- 目標に向けて、自分なりにどんな「戦略」を立てたか
- 具体的にどんな行動を起こしたか
- どんな人とどのようにコミュニケーションをとったか
- うまくいかないとき、その原因をどう分析し、どう行動を変えたか
- トラブルやアクシデントをどのように乗り越えたか
を軸にして考えてみましょう。
自分の強みをアピールする5つのポイント
面接の際にそもそもなぜ強みを聞かれるのかというと、
- 自己分析ができているか
- 応募企業に適性があるか
を知るためです。
ただ、自己分析で自分の強みがわかってもそれを表現してアピールできないと企業には伝わりませんよね><
ここが難しい部分であったりはするのですが、次のポイントを抑えてアピールすればいいのです。
1.長所・強みはひとつに絞る
あれもこれもでは、あなたが結局どういう人なのか伝わりません><
「これだ!」というものを一つ厳選して伝えるようにしましょう。
その一つに絞った強みをただ「○○が得意です」というふうに答えるのではなく、「○○を活かしてどういうことができるか」までの過程と結果を伝えるようにしましょう。
2.応募企業の社風や仕事に関連付けて述べる
「個人の能力を重視する」という企業に対して「協調性があって、人と協力することで結果を出すことが出来る」なんてことを言ったら、まずその企業には合わないですよね。
嘘を言っても入社した時にズレが生じて結局合わなかったりするので、しっかり企業研究した上で、自分の長所とマッチングするかも考えるようにしましょう。
3.客観性があるように人から言われたことを盛り込む
やはり、自分ひとりで強みだと思っていることよりも、「よく人から○○だね、と言われていました」とする方が、客観的で説得力もありますよね!!
4.体験エピソードを交える
やはり具体例です!!!
「どういうことがあって営業成績を伸ばすことができた」など、自分で工夫したことを存分にアピールすることで、あなたがどういう人間で、この企業でもどういうふうに貢献できるかということまで伝えることができます。
5.『3C分析』を使ってアピールする
3Cとは、Customer(市場・顧客)・Competitor(競合)・Company(自社)の3つの言葉の頭文字であり自社や事業部等がどのような経営環境に置かれているのか現状を状況を分析し経営課題発見、戦略代替案の発想などに活用するフレームワークである。
出典:コトバンク
この考え方を使えば、Company=自分の強み、Customer=企業にとってのメリット、Competitor=自分の持つ能力で貢献できることを述べることができて、自分本位の強みとならずに企業に最大限にアピールできるはずです。
強みの自己PRの例
私の長所は忍耐力があるところです。何事にも意欲的に粘り強く取り組むことができます。前職でも、誰もが実現が難しいと敬遠していたプロジェクトに自ら挑戦しました。多くの課題と困難があり、苦しい時期もありましたが、周りの支えもあって、無事に成功させることができました。
マイナビAGENTより
私の長所は責任感があるところです。仕事の大小に関わらず、自分がやると決めたこと、任された仕事に関しては、仕事の目標を達成するために最後まで責任を持ってやり遂げることができます。前職でも、チームリーダーとして5名のメンバーと営業目標を追っていましたが、どんなに目標から離されていても、決して諦めることはありませんでした。どんなに高い目標にも、メンバーと打開策を話し合い、すぐに実行に移し検証することを繰り返し行い、対目標比150%の実績を残すことができました。
マイナビAGENTより
2例ともまず長所は○○です。と結論から述べていますね。
その後、自分がどうのように工夫して仕事をしてきたかを述べているので、今後新しい会社でもどういうふうに働くのか、というのが具体的にわかりやすく伝えられていますね。
このように、まずは結論から述べて、その強みを活かしてどのように企業に貢献できるかを述べることで完璧です!!
まとめ
- 過去の経験から「褒められたこと・驚かれたこと」を考えてみる
- 短所の捉え方を変えてみる
- +他己分析で客観的要素をプラスする
ここまでできたら強みをアピールするために、
- 長所・強みは一つに絞ろう
- 応募企業の社風に合わせよう
- 人から言われたことを盛り込んで客観性を持たせよう
- 体験エピソードを交えよう
自分の強みを知ることで、自分に適した環境で最大限の成果を発揮できるようになるはずです。
強みがない人なんていないんです。
じっくり自分について考えてみて、新しい挑戦を有利にしていきましょう!!