私は現在、人材会社にて、転職される方をサポートする
お仕事をしているAと申します。
仕事柄、企業の採用担当者の裏話を聞くことも多々ありますので、
ここで皆さんに、転職を成功させ、新たな一歩を踏み出してもらうために
ヒントをお伝えしていきたいと思います。
目次
志望動機の書き方のコツを紹介!
まずは、皆さんが必ずといっていいほど頭を抱えるであろう、
志望動機の書き方のポイントをご紹介します。
重点ポイント:なぜ、その仕事を志望するのか?を明確にする
これは、これから志望するお仕事の
経験者であるか、未経験者であるかで少し書き方は違ってきます。
経験者の場合、これまでのお仕事で会社に功績を残した実績やそれに至るまでの経緯を述べ、
経験したからこそ言える、そのお仕事を志望する理由を明確にしましょう。
また、周囲の人とどう連携を取り合い、チームワークを築き上げてきたかを記載することで、
志望動機のなかから、皆さんの人物像を垣間見ることができます。
一方、未経験の場合、志望するお仕事を実際に経験したことがないために、「面白そうだから」「楽そうだから」など、
なんとなくのイメージで受けられる方も多いようです。
そうなると、フワッとした志望動機になってしまい、
採用担当者は「本当にやりたいの?」と思ってしまうケースも少なくはありません。
また、外から見える景色と中から見える景色は全く違うもので、
「面白そうだから」と思って入社したは良いものの、
「こんなハズじゃなかった・・・」とまたすぐに職を変える方々もいらっしゃいます。
できれば志望する仕事に就いている人に生の声を聞き、
その上で改めて「なぜ、その仕事をしたいのか」を自分に問いかけてみましょう。
志望動機の例文をいくつかご紹介!
例文①「自分の経験を活かして、どう貢献できるか」をアピールした志望動機
私はシステムエンジニアになった当初から、「いつかは自社サービス開発に関わってみたい」という想いを持っていました。そのため、自分で企画してアプリやゲームを作る練習をしていました。そんな中、拝見した御社の求人に「新サービスの開発に意見を出すことも可能」という文言を見つけ、ぜひ御社で自社サービス開発に挑戦してみたいと思ったのです。利益・売上の観点もしっかり身に着けながら、ユーザーに喜んでもらえるサービス開発をして、御社に貢献していきたいと思っています。
例文②「事業内容や、商品・サービスへの共感」をアピールした志望動機
御社を志望した理由は、「IT×介護」という軸をもった独自のサービスを展開しているからです。高齢化が進む中、介護現場は人手不足に悩んでいます。御社は業界に先駆けてそんな介護現場を支えるサービスを開発していらっしゃり、シェアもトップクラスです。「たくさんの人を支える仕事がしたい」とシステムエンジニアになった私にとって、御社なら多くの人の仕事・暮らしを支える仕事ができると思いました。
介護業界の現状と絡めているところが良い点。サービスの意義をキチンと理解し、共感していることが分かる志望動機です。
転職によるメリット・デメリット
これまで、100名を超える転職者の方々をサポートしてきましたが、
皆さんそれぞれ新しい職場で奮闘されながらも、
徐々にスキルを磨いていっていらっしゃいます。
これまでにお伺いした転職のメリット・デメリットをそれぞれまとめていきます。
メリット
- 前職は職場の雰囲気が良くなかったが、現在は風通しの良い職場でとても働きやすくなった。
- 未経験からの転向であったが、現上司のサポートにより、徐々にスキルが身に付いている。
- 前職は残業が多く、休日出勤も多かったが、現在は残業も月に10時間程度で心の余裕ができた。
デメリット
- 転職前に思い描いていたイメージが良すぎて、ギャップに苦しんでいる。
- 賞与や昇給が、入社前に言われていた額よりも格段に少なかった。
- スキルアップのために転職したものの、前職よりも簡単な仕事をさせられている。
まとめ
以上、転職市場の裏側を知る私からのヒントをご紹介して参りました。
少しでも参考になりましたでしょうか?
今の時代は、人手不足のため、転職がしやすい時代にあるといえます。
ただ、環境を何度も変えるということは自分にとって負担にもなることですので、
まずは、自分が今後どうなっていきたいのか?を明確にし、
その方向に進むためにはどんな仕事に就くべきなのか?を
しっかりと考えることが大切です。
また、求人広告には基本的に、
「良いことしかかいてありません・・・!」
(こんなこと私が言っていいものか・・・汗)
企業研究を重ね、口コミサイトを見るなどして
いろんな角度からその会社をみていきましょう。
皆さんの未来に幸あれ!
自らゲーム開発の練習してきたことを自己PRすることで、入社後も主体的にスキルアップを目指す姿勢をアピールできています。