ブラック企業…転職を考えている人には特に気になるワードですよね。
労働条件や就業環境が劣悪で、従業員に対して過重な負担を強要する企業や法人。
長時間労働や過剰なノルマ、残業代の未払い、他にもセクハラやパワハラの放置…などなど。
「せっかく転職したのに、ブラック企業だった!!」なんてことのないよう、
求人票から探る方法をご紹介します。
目次
この言葉に騙されるな!
まずはこんな言葉が求人票に書かれていたら注意しましょう。
「実力主義」「成果主義」
成果が正当に評価され、それが収入アップにつながればいいのですが、
実際には高すぎるノルマを課されたり、いつまでも賃金が上がらないと言う場合もあります。
「ノルマなし」
一見魅力的に感じますが、逆に言えば「明確な評価基準がない」とも言えます。
「努力が足りない」とか「やる気が感じられない」とか、抽象的な理由で正当な評価をしない会社もあります。
「若いうちから責任ある仕事ができる」
まずは「人手不足」を疑いましょう。
実はキャリアを重ねた中堅クラスが定着せずに次々と辞めていってしまい、若年層しか残っていないなんてことがよくあります。
次にチェックすべき項目
年間休日
ここで間違えやすいのが、「完全週休二日制」と「週休二日制」です。
前者は、土日が完全に休みであることを指しますが、
後者は、「週に2日の休みが、1ヶ月のうちに最低1回以上ある」と言うこと。
つまり土日休みが月にたった1回しかなくても、「週休二日」と言えちゃうわけです。
他にも休日が「水・日曜日」とか、2日の休みが土日とは限らないので、要注意。
残業代
給与欄に「〇〇時間分の残業代を含む」などの但し書きがある場合、その時間分の残業代は支払われないと言うこと。
残業代があらかじめ給与に含まれると言うことは、記載された残業時間数を前提にしている会社とも言えます。
健康保険・雇用保険
社会保険や労働保険は、会社であれば必ず加入しなければなりません。
これらに加入していない会社は、そもそも法令順守をしていないわけで、避けて正解でしょう。
本屋さんで一度手に取ってみよう!!
㈱東洋経済新報社から発行されている情報誌「就職四季報」って知ってますか。
ものすごく分厚くて、細かい字がビッシリなので、嫌厭しがちですが、
①3年後離職率:
これが高いってことは、それだけすぐに辞める人が多いと言うことです。
採用されてもどんどん人が辞めてしまう過酷な環境だと想像できます。
②有給取得年平均:
その名のとおり、有給休暇の平均取得日数をあらわす項目です。
2019年4月1日(中小企業は2020年4月1日)からの労働基準法改正により、
労働者に5日間の有給休暇を取得させることが会社の義務になりますが、
姑息な手を使って(笑)、法を掻い潜る企業も出てくると考えられます。
③月平均残業時間:
法律上、残業時間は基本的に月45時間までと上限が定められています。
ですから「月平均残業時間:40時間」なんて会社は、明らかに残業が多いですよね。
また、実状は記載されている残業時間よりも多い場合もあるため、
基準ギリギリの会社は避けるべきでしょう。
など、企業に関するいろいろな情報が載っています。参考にしない手はないですよね!!
まとめ
いかがでしたか。
求人票を見る際のポイント、そして求人票以外から情報を得る方法を簡単に紹介しました。
他にも口コミサイトを確認したり、企業のホームページを覗いてみるとか、
実際にその会社で働いている人(大学の先輩とか)に話を聞いてみたり、
職場見学に行くなど、実際の職場の空気感を感じてみるなど、応募する前にできることはあります。
みなさんがブラック企業を選んでしまわないよう祈っています。
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