ブラック企業から転職したい!!実際に辞めた人の事例と体験談まとめ

「うちの会社って労働基準法守ってない」

働いていてそう感じたことはありませんか?

実際のところ、サービス残業がないという会社の方が珍しいような気もします。

パワハラが当たり前のように行われている会社や極端に給料が少ない会社。

たとえ過労死とまでいかなくても、ブラック企業と呼ばれる会社は少なからずあります。

また、本来の仕事内容とは違った仕事をさせられたりすることもあるようです。

自分の会社がブラック企業だったら、どうするのが良いのでしょう。

「そんな会社は辞めれば良い」

確かにそうなのかも知れませんが、そうは言っても簡単に辞められないのが責任感が強く、真面目な人が多い日本人というもの。

「休んだら周りに迷惑がかかる」

「今日中に何としてもこの仕事を終わらせなくてはいけない」

そう思いながら日々頑張って働いていているとなかなか辞めるという選択ができないのです。

それでも、そんな責任感を放り出してでも辞めた方が良い場合もあります。

辞めることに踏み切れない人も、自分の体や心がSOSを出しているなら辞めることも選択肢のひとつとして考えてほしいと思います。辞めることは別に悪いことでも何でもないのです。

「ブラック企業に就職してしまったけれど辞めて正解だった」という人はたくさんいます。

今回は体験談などをもとに辞めた人の例を紹介しますので今後の参考にしてください。

スポンサーリンク

ブラック企業で働いた人の体験談

①ベテランがいないブラック!勤続年数がみんな短い・・・

勤め始めた直後には、勤続年数の長いベテランと呼ばれる人が存在せず、職場の先輩方の勤続年数が普通で半年、長くても一年という状況を不思議に思いましたが、入社後一週間ほどでその理由が分かりました。

パワハラ上司と暴力上司の2人に囲まれて、毎日時間外労働までさせられていたのでは長く続く筈がありません。

過去にはそれでもめげずに3年程勤めた人がいたそうですが、嫌がらせはエスカレートしていき、心や体を壊して通院や入院をしてしまった先輩も居たと知りました。
早朝出勤や残業はもちろん、昼休みを潰しての業務も当たり前のようになっていました。

そして早朝出勤や昼休みの作業に関しては、時間外労働手当は最初から無く、残業もある日突然と不況を言い訳に支給されなくなりました。

人員が減っても補充はなく、当然残った従業員の作業は多くなり、連日深夜にまで及ぶ残業で、気が付けば月平均80時間ものサービス残業を行っていました

早朝出勤や昼休みまで合わせれば、月100時間くらいでしょうか。

勤続5年を超えると、退職金の受給資格が得られる事になっていたのですが、内勤では今まで誰一人として受給できた人が居ないというのも分かる気がしました。

営業やドライバーも安全ではありません。

朝6時に支店で荷物を受け取ってから出勤するように命じられたり、業務で使用する携帯電話は個人の物を使い、通信料も自己負担、社用車のガソリン代だけは会社負担でしたが、洗車や修理代は自己負担でした。

事務員で退職金を受け取った人が居ないと言うので、意地でも受け取ってやると思って5年間は勤めあげましたが、流石にそれ以上無駄な時間を過ごしても何の特にもなりませんので、5年と1か月で退職しました。

退職金と言っても、本当にお小遣いレベルでしたので、意地を張らずにさっさと見切りをつけておくべきだったと思いました。

②まさかの暴力!?営業にコップを投げつける支店長

ブラック企業といっていいのかわかりませんが、当時働いていた会社の支店長がとんでもない人でした。

土日は基本的に休日になっているのですが、たまに研修というなのもとで土曜日にも出勤することがありました。この研修ですが、平日だと怒鳴っているのが会社にバレてしまうため、支店長の判断で土曜日の誰もいないときにわざわざ研修をしていたのです。

当時は不況でしたので、どこででも働くことができればありがたい、という心持ちでした。ですから、多少おかしいなと思うことがあっても目をつぶっていました。

そんな私でも「これはさすがにおかしいし、辞めちゃおう」、と思ったのは、やはり支店長の行動が原因でした。

仕事は午前9時からなのですが、営業は8時には出勤してまして朝礼をすませ、私たち事務が出勤する9時にはもういない状態です。事務所に帰ってきてもすぐまた出て行く、私たちがあがる時間午後5時になっても帰ってこないのもザラです。

これは営業としては当たり前なのかもしれません。が、営業が全員死んだ目をしているのと、支店長が営業に対してだけやたらと高圧的なのです。

例えば「なぜこうなったのか」、と営業に聞きそれを営業が説明すると「言い訳をするな」と怒ります。

機嫌がよいときはきちんと聞き「そういうことか」と納得するのですが、急にスイッチが入るため機嫌がよい悪いの部分が誰もわからず怖いのです。

そして、支店長がイライラしているときに営業にコップを投げつけ、おでこにケガを負わせたのです。しかし支店長は謝ることもありませんし、営業も「はいはい」みたいな感じで、淡々と進んでいくのです。

さすがにこの環境が怖くなり、支店長が嫌で私は半年で仕事を辞めてしまいました。

③ブラック企業の見極め方を学びました

結婚を機に、長く勤めていた会社を辞め、プライベートも落ちついたので就活をはじめました。 子供はいないのですが、家事優先にしたかったため、「残業なし」だけを条件として、とある事務職に就くことができました。 仕事内容はごくごく普通の事務作業だったのですが・・・毎日、毎日、上司から嫌味を言われる毎日が待っていました。

「いいねえ、与えられた仕事をこなすだけって」とか「僕たちは外を回って必死に仕事を取ってきてるのに、部屋の中で電話番かあ、羨ましいなあ」などなど。 もちろん電話番だけではありません。こういった嫌味がいやで前任の方々はみんな辞めてしまったらしく、事務職は私一人。ブランクもあり、またこの会社独特のルールもあり、量をこなすだけでも大変なのに、追いつくのに必死です。

それでも数ヶ月耐えていたのですが「そんなちっぽけな仕事しか出来ないんだから」と言いながら性的サービスを要求されました。嫌味もひどくなっていったので、何かあったらと思いボイスレコーダーで録音をしていたことがよかったです。証拠をつきつけ、退職しました。

この会社の特徴を思い出すと、とにかく面接時から「やる気」「気力」「根性」など、精神論をチラつかせていました。「やる気さえあればうちは長く続けられる会社だから」とか。 営業部の方を見ていても、実績を出している人より、上司に媚びを売ってる方の方が評価されていました。 いかに上の人を気持ち良くさせるか、がお仕事のようですね。

体験をもとに考えると、ブラック企業の一つの見極め方として、まず面接(この時点では、契約を結んでいないので、お互い対等の立場のはずなのに)時に、やたらと上から話してくること、精神論、根性論ですばらしさを語る人が多いこと、こういった会社は、注意した方が良いと思います。

体験談を参考に代表的なブラック企業の特徴をまとめると・・・

  • 「残業代が出ないサービス残業が多い」
  • 「異様に仕事量が多い」
  • 「パワハラがまかり通っている」       
  • 「やたらと精神論、根性論を持ち出す」  

ただ、外から客観的に見ればおかしいことでも、自分の会社の人間みんながそれを当たり前のように「普通のこと」だと思ってしまっている場合、自分がブラック企業にいることすら、気づかないかもしれません。

大事ことは今の仕事が原因で、体調不良や精神的症状が出てしまったら、自分の会社は本当に労働基準を守れているか、モラハラやパワハラ、セクハラはないか、今一度考えてもらいたいのです。

体や心を壊し、辛い思いをしてまで仕事を続ける必要はありません。

現状から脱却するためには、辞めるという選択はとても前向きな選択です。次に良い就職先に出会えるように行動していきましょう。

退職の流れ

実際に退職するまでの基本的な流れは次の通りです。

①辞めた後のことを考える

仕事を辞める前に辞めた後どうするのかを考えておきましょう。行き当たりばったりで準備をしていないでいた場合、新しい仕事がスムーズに決まらない可能性もあるので注意が必要です。再就職先のメドをできるだけ立てておきましょう。

②退職理由を考える

上司に理由を説明しなければならないので、建前上でいいので退職理由を考えておきましょう。嘘を答えると、後々問題になる可能性があるので当たり障りのない理由でいいので本当にことを言うようにしましょう。

③退職届けを書く

宛名は直属の上司ではなく、代表取締役宛にします。理由は細かく書かず、「一身上の都合により」でOKです。

④退職の旨を上司に伝える

退職することを上司に報告しましょう。直属の上司か課長クラス以上の監督管理責任者に報告することになると思いますが、上司に言うまでは、部下や同僚など他の人に先に言わないように気をつけましょう。

⑤次の仕事を探す

できるだけ在職中に求人情報をチェックしておきましょう。

時間があれば説明会や面接を受けられると理想的ですが、時間を取るのが難しいと思うので、就職したい会社の候補をいくつか探しておくだけでも大丈夫です。

スポンサーリンク

会社を辞めさせてもらえないときは

人手が足りない会社だと引き止められてなかなか辞められないかもしれません。

そんなときの対策のひとつとして、「退職代行サービス」があります。退職に関する全ての手続きを代行してくれるサービスです。

このようなサービスを使って退職すると、退職する本人は一切会社とやり取りすることはありません。

本人が直接手続きしないことで会社にマイナスイメージを与えるかも知れませんが、本当にうまくいかないときの最終手段として知っておくといいかもしれません。

まとめ

今の会社で定年まで働くことを考えたとき、無理そうだと思ったら退職して別の会社を探すことをおすすめします。

肉体的精神的苦痛から早く解放されるためにも、早めの行動が大切です。体と心を壊すことなく働ける職場を見つけてくださいね。

スポンサーリンク