転職する時、採用側から必ず聞かれることと言えば、「転職理由」と「志望動機」です。
「職場の人間関係に疲れた」「給料が思っていたよりもらえていない」「拘束時間が長い」と、ネガティブな本音を全面に押し出しても、当然、なかなか採用してもらうことはできません。
かと言って、よくわかってもいないのに、上っ面だけで「御社の仕事に魅力を感じて……」と書いても、採用側には伝わりません。例外もあるかもしれませんが、小手先だけのテクニックが通用するほど、世の中は甘くありません。採用する側は、あなたが思っている以上にきちんと見ています。
今回は、採用側に好印象を与えられる志望動機の書き方の3つのコツを伝授しちゃいます!
目次
なぜ転職したいの?まずはそこを突き詰めていきましょう。
実はネガティブな本音の裏には、本当の理由が隠されています。
たとえば、「職場の人間関係に疲れた」→「周囲と協調しながらきちんと仕事がしたい」というように解釈することもできますので、自分の転職理由を、ネガティブな表現からポジティブな表現で考えていきましょう。そのかわり、事実を捻じ曲げず、感情的にならず、自分の中で少しずつ理論的に転職理由を考えていくことが大きな第一歩なのです。
志望動機について
転職の意志が固まってきたら、いよいよ求人情報から応募する会社を探し、履歴書や職務経歴書を作成します。
その時に頭を悩ませるのが、「志望動機」です。志望動機とは、応募する会社に入社意欲を伝え、入社した際のイメージを持ってもらうための項目です。考えるポイントは、3つ。
- 「その会社を選んだ理由」
- 「活かせる経験・スキル」
- 「入社後に実現したいこと」
動機がより明確になり、書きやすくなります。難しい言葉を使う必要はありません。自分の言葉や文章で、丁寧に書きましょう。
採用担当者の目を惹く志望動機の例文のご紹介!!
居酒屋の店員経験者がブティック店員に初めて応募するという設定です。
「私は、今年6月まで○○市の居酒屋でホールの仕事をしていました。最初はメニューを覚えるのにも一苦労でしたが、いまでは毎日のお店のお勧め品をお客さんに注文してもらうのもうまくなりました。話が大好きで、見知らぬお客さんと打ち解けるのも早い方です。ブティック店員は初めてですが、御社は、一人ひとりのお客さんに合った流行の服を売ることが評判のお店と聞いています。お客さんとのやり取りには自信があり、自分にはぴったりの職場と思い応募させて頂きました。」
引用元:「あつまるくんの求人案内」
- 選んだ理由→「一人ひとりのお客さんに合った流行の服を売ることが評判のお店と聞いています。」
- 活かせる経験・スキル→「毎日のお店のお勧め品をお客さんに注文してもらうのもうまくなりました。話が大好きで、見知らぬお客さんと打ち解けるのも早い方です。」
- 入社後に実現したいこと→「お客さんとのやり取りには自信があり、自分にはぴったりの職場と思い応募させて頂きました。」
職種にもよりますが、難しい言葉を使わなくてもきちんと文章がかける一例です。参考にしてみてはいかがでしょうか。
転職のメリット・デメリット
一番にあげられるメリットは、転職することで実戦して様々なスキルを身につけ、世の中の見る目が養われていくことです。
1つの職種や職場で居続けることももちろん大切ですが、どうしても視野が狭くなりがちです。
若いうちは、自分が何に向いているかなんてわかりません。安易に転職するべきではありませんけど、エラー&トライを繰り返すことで、働くことで自分は何を得ようとしているのかがわかってきます。やりがいかもしれませんし、お金かもしれません。
デメリットはずばり「お金」です。日本の企業は、なぜか転職すると手取りが減る傾向があります。
好条件にひかれて転職したはずが、実際働くと思っていたより少なかったという話をよく聞きます。
嫌な仕事や職場にしがみつく必要はありませんが、転職は一種の「賭け」です。あの時しなければよかったと後悔しないためにも、熟考した上で転職を考えていきましょう。
まとめ
入社して辞められてしまうのは会社にとっては大変痛手ですが、あなたのかわりはいくらでもいるのです。
歳をとってしまうといろんなしがらみができ転職したくてもできない、または不本意にリストラされ、1つのことしかやってこなかったためなかなか働き口がないという話も聞きます。
先にも書きましたが、若いうちは1つの仕事や職場にとらわれず、どんどんチャレンジするべきです。様々な経験が、今後の人生の財産になることでしょう。
たとえ転職してもしなくても、あなたの人生です。チャレンジする人を私は応援します。
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